環境保全型農業技術研究会

研究会の紹介

環境保全型農業技術研究会について

「環境保全型農業技術研究会」は、九州東海大学農学部の片野學先生の呼びかけで、生命尊重の思想に立脚し、環境の保全に貢献する農業技術の交流、開発、研究、普及をはかることを目的として、平成7年に設立されました。

現在、有機農業や自然栽培に取り組む生産者、流通関係者、研究者等約70名が在籍しています。

活動内容として、年1回の総会と研究発表会、年3回程度の現地勉強会と会報発行および年1回会誌の発行を行い、会員同士の交流や技術の交換を行っています。

現地検討会の開催

年に3~5回ほど、有機栽培に取り組む会員などの田畑を見学する現地勉強会を開催しています。
熊本県には水稲、露地野菜、施設野菜、ミカン、茶などいろいろな作物を有機栽培している農家が沢山いて、品目の多さでは全国トップレベルです。有機農業に長年取り組んできた先輩達が試行錯誤の末に確立された技術を現場で見ながら、技術のポイントを聞くことが出来ます。
鶴田有機農園の見学
イチゴを有機栽培している伊藤農園の見学

こだわりのお米を原料にした日本酒と米焼酎づくり

こだわって栽培した自分のお米で出来たお酒を飲んでみたい。
お米に付加価値をつけたい。という稲作農家の夢を実現しました。
平成10年に産山村で鯉農法に取り組む会員が酒米「五百万石」を栽培して純米吟醸酒「産山村」を誕生させたのを皮切りに、会員の中で日本酒や焼酎を作る活動が広がり、これまでに延べ20種以上の日本酒や米焼酎が誕生しました。
当会の懇親会ではそれぞれの会員が酒を持ち寄り、「自分の酒が一番うまい!」と言って譲りません。
この贅沢な日本酒と焼酎を多くの方に知ってほしいので、地酒と食を楽しむ会を開催しています。

地酒と食を楽しむ会

会員のこだわりのお米を原料にした純米吟醸酒や米焼酎をより多くの人に知っていただくために2017年から「地酒と食を楽しむ会」を開催しています。
もちろん食材も有機栽培の野菜や果物をはじめ、放牧中心で育った赤牛や豚肉を使った贅沢な会です。
お酒を醸していただいた酒蔵の杜氏や社長も参加いただいているので、お米の生産者と蔵元のお酒についての説明を聞きながらお酒を味わうことが出来ます。
昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により開催を見送りましたが、例年10月末頃に開催しています。
冨田会員と那須酒造場の蔵元

会誌の発行

当会では年に1回会誌を発行しています。
東海大学農学部作物学研究室の学生さんが会員の農家の作物の生育について調査した結果や、会報なども掲載しています。

CONTACT

環境保全型農業技術研究会
〒862-8652 熊本市東区渡鹿9-1-1 東海大学農学部応用植物科学科作物学研究室
TEL 090-8408-2530 FAX 096-300-3241 E-Mail:kanponouken@yahoo.co.jp
 / 問い合わせフォーム

熊本県を中心に、有機農業や自然栽培など環境保全型農業に取り組む生産者や流通業者などが集まった研究会です。

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